ひとつかじれば病みつき

ふるえながら閉じた目に冬の光をはりつけて

マシュマロみたいに押しつぶしてあげる

影をうつ白い指、ま昼の仕事

あなたの中の少年がささやく

わたしの中の少女が爪をたてる

あのときからひとつずつほどけていた

たぶんいらなかった存在、みせてみてその薄いきずあとを

背中の羽がはばたきませんように